2005年5月始動。Thomは「THIS IS WHAT IM DOING
NOW.(これが、今俺のやっていることだ)」とオフォシャルサイトのリンクのページで書き記すほど熱心な支援者であり、このキャンペーンに関する各メ
ディアでのインタヴューへの対応やTVに出演して訴えている。
Thomは「個人がリサイクルに気を使うのは大切なことだけど、それだけでは問題解決にはならない」「法律で定めるべきだ。じゃなきゃ
いつまでたっても実
現しない。実現しなくちゃいけないんだ。」と語っている。
※Thomのこのキャンペーンにおける発言は検索すると山ほどでてきます。 オフィシャルブログDEAD
AIR
SPACEでも時々環境問題について投稿しファンにも関心を持っても
らおうと呼びかけている。
" if you are concerned about climate change.
if it scares you speechless and wakes you in the night.
if you are bothered about the flooding you keep seeing.
or those high winds.
or that there is something not quite right about the fact you're still
walking round in a Tshirt in october.
please find out about the the big ask campaign
www.thebigask.com "
「もし気候の変動を懸念しているなら
もし言葉がでないほど怖かったり、夜中に目が覚めてしまうなら。
もし続いて起こる洪水とか暴風をが心配なら。
もし10月だっていうのにTシャツで歩き回るのはちょっとおかしいんじゃないかって思うなら。
ザ・ビッグ・アスク・キャンペーンwww.thebigask.comについて知って欲しい。」
また2006年5月にThomとJonnyはこのキャンペーンの一環として行われたThe Big Ask Liveに出演している。
2000年にリリースされたアルバム"Year Zero"に収録されている"I Don't Want To Go To Woodstock"(Thomがエクセター大学在学中に在籍しいたバンド"Headless
Chickens"の曲)をアルバムの収録曲として使用するにあたり、アルバムのリリース元であるHometown AtrocitiesはThomの要望によりFriends Of The Earthに寄付をしている。
UPDATE:
2006年11月には気候変動法という形で制定決定し、
2008年11月にはイギリスでは2050年までに温室効果ガス80%削減という修正案が成立することが決定。
これにより英国では世界で初めて政府に中長期の温室効果ガス削減を義務付けた「気候変動法案」ができ、法律として施行されることとなる。
当サイト内関連リンク
The
Big Ask : Thom Yorke Interview
The Big Ask Live Thom & Jonny @KOKO 1st May 2006
2008年、日本でもThe Big Askの日本版といえるキャンペーンをが「MAKE the
RULE」キャンペーンと題して開始。Radiohead来日公演全会場にて署名運動が行われた。
Thomはこのキャンペーンについてこう語っている:
「誰もがみんな温暖化に立ち向かうためにできることがあるんだ。僕らは僕らができることをしているし、ファンにも同じことをしようって呼びかけてるんだ。
そして今こそ政治家がその役割を果たすべきときなんだ。なぜって僕らを助けるために社会構造を整えることができるのは、政治家だけだろ?だから僕は、
FoEの「The Big Ask」と「MAKE the RULE」をサポートするんだ。そして、温暖化問題のことを心配している人たちみんなに「一緒にやろう」って呼びかけることにしたんだ。僕らのコンサート
に来てもらうとか、署名するとか、とにかくまずはウェブサイト(www.maketherule.jp)
にアクセスしてみるといいよ。 」
当サイト内関連リンク
RADIOHEAD
JAPAN TOUR 2008 - Make the Rule キャンペーン
CNDは1958
年に設立された反核運動団体。英国の核政策や同盟関係にある米軍との軍事行動、武器輸出などについて秘密を暴いたり、抗議行動を行っている。
ThomはCNDの機関誌で米国のミサイル防衛構想(スターウォーズ)に対する英国の追従を懸念していると述べ、2003年の米大統領訪英時に、「英国人の大半はこの戦争に反対している」と抗議を表明。ライヴのMCでも観客に反ブッシュ・デモへの参加を呼びかけた。
Thomが2003年のツアー時に頻繁に着用していた"NO STAR WARS"のTシャツはこのCND主催のミサイル防衛と宇宙核戦争問題についてのキャンペーンのものである。(TシャツはCNDにて販売中、またはCND
への参加で貰える。)
2004年9月、ThomはYorkshireにある英国空軍のFylingdales基地の外で開催された"スター・ウォーズ"ミサイル防衛システムを支持するブレア首相への抗議をメインとした集会に主要スピーカーとして参加。
当サイト内関連リンク
No Star Wars Thom Yorke@Fylingdales 25th Sep
2004
スターライト子供基金
難病と闘う子供達とその家族を支援する非営利団体。2003年にRadioheadはこの団体の足形チャリティのオークションに足形を寄贈。
イギリスのChad
Varah(チャド・ヴァラー)牧師がセックスカウンセラーとして人々の相談にのるうちに自殺防止活動の必要性を痛感するようになり、53年に設立した自殺防止電話相談組織。ボランティアが24時間悩みや相談に対応する。
Philはリヴァプール大学時代からこの活動に参加しており、今では家族ぐるみの事業となっていて、妻のケイトはオックスフォード支部の支部長を務めてい
る。
2002年には寄付を募るためにロンドンマラソンに出場、4時間で完走。£4500の目標としたこの時の収益は£21252にもなった。
またこの時のスポンサーを対象とした抽選にはOK COMPUTERの収録時に使用したドラムセットを提供している。
翌年には、オークションでの収益金寄付の為にOK Computerのゴールドディスクをメンバー全員のサイン付きで提供。
また同年、サマリタンズの"うつ"や"ストレス"といった情緒的健康問題を抱えた人々を勇気づけようと新しく発足した'Change
Our Minds'のオンラインカウンセリングサービス(電話ではなくメールで相談に応じる)を広める手助けとしてRadioheadはダブリンでのライヴ映像"Idioteque"を提供している。(Change
Our Minds にて無償ダウンロード提供中)。
また、Radioheadのオフィシャルグッズを扱うw.a.s.t.e.でもサマリタンズ支援セクションを設け、売り上げを全てサマリタンズに寄付をしている。
AMNESTY
INTERNATIONAL /
AMNESTY
INTERNATIONAL JAPAN
61年に弁護士Peter Benenson(ピーター・ベネソン)の呼びかけから生まれた人権擁護団体。
人権侵害に対する調査、独立した政策提言、ボランティアによる市民の力に基づいて活動する国際的な人権団体で、すべての人が「世界人権宣言」や、国際法に定められた人権を享受できる世界の実現をめざしている。
Radioheadは98年にパリで行われたアムネスティ・コンサートに参加。
2003年には同団体のメンバー募集キャンペーンとして制作された無料CD Amnesty International Music for Human Rights(R) compilation CDに"Sail To The Moon"を提供。
また、同年チャリティーオークションにはサイン入りスケードボード、アフターパーティに参加もできるライヴのチケットを提供。
"We're in the darkness. This has happened before. Go read some history.
If we were threatened in any way for simply making a piece of art, that
would be bad. Then it would be time to move to somewhere obscure. Like
the moon."
---Thom Yorke
JUBILEE 2000 'Drop The
Debt' |
(The
Birth of Jubilee 2000 / Jubilee
Debt Campaign)
途上国の先進諸国からの債務を帳消にし、経済的不均衝の是正を求める運動。U2のボノやR.E.M.のマイケル・スタイプ等も参加。
Radiohead(特にThomとEd)も賛同し、Thomは99年のケルン・サミットのヒューマン・チェーンに参加。オフォシャルサイトを通してファンにもサポートを呼びかけ、オンライン上でJUBILEE 2000に関するファンとのインタヴューに応じたりした。
2000年、G8の中で債務の帳消しに最も消極的な日本で開催される沖縄サミットをにらみ、日本の音楽雑誌(スヌーザーでは特集を組むに至る)を通しJUBILEE 2000への支持を呼びかけた。
また、ThomはJubilee 2000関連のキャンペーンの一環として行われたPeople's Millennium Write-down Bookプロジェクトにも参加。
Thomはこの本に
"AAAAAAARGH Dinosaurs are roaming the earth. Stop them before they
destroy us all !!!!! Please realise we the population of this planet
are very concerned about the faceless unaccountable forces now ruling
the planet like giant cranes roaming the earth kalasnikovs in hand
killing indiscriminately.Please help us... thank
you."「うわぁーダイナソウが地球を歩き回っている。僕らみんなが滅される前に、奴らを止めるんだ!!!!!
この地球上の人口は、顔を持たないえたいの知れない武力のおかげで憂慮している事を実感してほしい。いま、巨大なクレーンみたいなもんが地球を支配してるんだ。無差別に人を殺すカラシニコフ(旧ソ連製の攻撃用ライフル)を手にして。手を貸してほしい...」
と書き記している。
戦災孤児救済の為のチャリティー団体。
Radioheadはこの団体が1995年に制作したボスニアの戦災孤児救済の為のキャンペーンアルバム『HELP』に"Lucky"で参加。その10年
後、10周年を記念したキャンペーンアルバム『HELP: A Day In The Life』にも"I Want None Of
This"で参加。
またWar Childは2004年にチャリティーダウンロードサービス[WARCHILD MUSIC]を開始し、Radioheadは"Go To Sleep( Butts Mix....大阪のライブ音源をJonnyがリミックスした未発表トラック)も提供している。
1984年、Bob Geldofがエチオピア飢饉救済のためにMidge Ureと共に書いた『Do They Know
It's Christmas?』。Geldofの趣旨に賛同したアーティスト約40名が集まり、“BAND AID”としてこの曲をレコーディングした。
そして2004年、20年の月日を経て再びUKを代表するアーティストが集結し“BAND AID20”としてRadioheadでも御馴染みのNighel
Godrichのプロデュースのもと同曲のレコーディングを行った。Thomがピアノ、Jonnyがギターで参加している。
2005年、G8首脳会談(サミット)を前に貧困の根絶を目指す運動が展開が大々的に行われた。
この運動は世界同時に行われ、イギリスでは「MAKEPOVERTYHISTORY-
貧困を過去のものに」というキャンペーンを、そして
日本でも「ほっとけない 世界のまずしさ」というキャンペーンを展開。
1.Trade Justice(貿易を公平に) 2.Drop The Debt(途上国が先進国に払っている負債を減らす)3.More and Better Aid(もっとそしてより良い援助)
の3つを大きく掲げ活動。
この運動に関連して「LIVE8」というチャリティーコンサートが開かれ、Radioheadも出演依頼を受けたが、これにはバンドのメンバーが「各地に
散らばっている」「Jonnyに子供が誕生したばかり」という理由で辞退している。
2005年7月に開かれたG8サミット、9月の国連総会を前に、自国政府に「貧困解消を世界の優先課題にして欲しい」との意思を1人1人が表明するための
手段として白い物を身に付ける運動として「ホワイトバンド」が提案された。
Thomもホワイトバンドを手首にはめていた。
(白いものならなんでもよいとされていたが、MAKE POVERTY HISTORYとロゴの入ったシリコン製、布製等のリストバンド等がある。日本でも「ほっ
とけない世界の貧しさ」というキャンペーン開始。日本のホワイトバンドはアスタリスクのマークが3つ(***)並んだリストバンド「3
秒に一人、地球のどこかで子供の命が貧困により失われている」というメッセージからくるもの。)が販売された。)
国際貿易公平化公正運動...国際貿易ルールの改善(貧しい国々の政府が貿易政策を自ら決定する権利を保証すること、全世界の貧しいコミュニティに損害を与
えている輸出ダンピングをやめること)や、大企業が民衆と環境を犠牲にして利潤をむさぼることをやめさせる法律を作ることなどを主張、英国議員に最貧国の
窮状を訴え、公平な貿易を訴えるデモや請願運動を行っている。
2002年設立。75以上のTrade Justice(貿易を公平に)を訴える組織の協力により行われている。
Friends of the Earth、Oxfam、Christian Aid、The World Development
Movemenなどといった団体も一員である。
Edは「貧困や不平等は地球上の全人類の福利や安全に対する最大の人為的脅威なんだ」と語っている。
ThomとEdは2002年の集会に参加(こ
ちらに映像あり)。
また、Thomは2005年4月のオールナイトで行われたイベント「Wake Up To Trade
Justice」に参加(Edも参加予定だったが、体調不良の為欠席。)
Thomは首相官邸のあるダウニング・ストリートも周るといったプロテスト行進(抗議デモ)のほか、Stanley
Donwoodのペインティング・パフォーマンスにも参加し、新曲を含めたアコースティックライブも披露した。http://www.tjm.org.uk/radiohead/
写真:http://www.wdm.org.uk
/ http://www.andrewkendall.com/
世界100ヶ国以上で貧困を克服しようとする人々を支援し、貧困を生み出す状況を変えるために活動する民間の国際協力団体であ
るOxfamの
「農産物取引で起きている不平等さを撲滅しよう」というキャンペーン。
Thomはこのキャンペーンに賛同し、「生産者が家族を養うこともできない賃金しかもらってないことを知ってでも、チョコレートを甘いと感じられるか?
ある多国籍企業だけが大儲けしてるって知った後でも甘いと思うか? 俺達の政府がそれに追い討ちをかけてるって知っても、甘いというのか? 口の中に広が
る甘さが奴隷制度のおかげだって知った後も、旨いといえるか? 俺達の口に届くまでに、どれだけの犠牲が払われているかわかるだろ?」と語り、チョコレー
トを頭からかぶっている。
全文:"How sweet does your chocolate taste when you know the producer in a
country you will never see did not even get paid enough to feed his
family? How sweet does it taste when you see the amount of profit a few
multinational corporations make on it? "How sweet does it taste,
exactly, to know our own governments prevent these countries from ever
getting off their knees and from ever being able to compete and get
paid, erecting barriers and then dumping on them from a great height
whilst feigning concern? How delicious is it to know that sweet taste
in your mouth is one of slavery, a nice new economic model? "As it
melts in your mouth, how sweet does your chocolate taste, now you know
the suffering that it took to get to you?"
このキャンペーンには14人のアーティストや俳優等が賛同し、農産物を頭からかぶせられた"Ever Felt Dumped
On?(捨てられたと感じたことはある?)"の写真は、公式サイトのこ
ちらで見ることができる。
動物実験、動物虐待、非倫理的殺害などに反対する動物の権利団体。
Thomはこの団体が手がけたフィルム「EAT
THIS !」(家畜産業の現実や肉を食べる倫理について調査している)に出演し、
ベジタリアンである理由を語っている。
「確か..最初はまず、Meat is Murderだよ(The Smithsの曲)。
で、2つ目は肉を食べる度に具合が悪くなってた。ほんと頻繁にね...。
...で3つ目は女性と付き合い始めて、彼女にいい印象を与えたかったんだよ。だから俺はもともとベジタリアンだったんだって偽った....
すぐに調子がよくなってきたのがわかってたよ。すごい健康的だ、って。食生活で必要なもは何でも食べないと病気になるっていうから僕も心配してたんだ。だ
けど、僕には逆の事が起こった。だからもう肉は食べない。ちっとも問題はないよ。」
また大型スーパーマーケットチェーン対する嫌悪、肉に含まれる抗生物質に対する懸念、虐待と苦痛の産物を消費することの嫌悪、食物となる為だけに畜産場で
育てられる動物に対する同情について語っている。
イギリスのホームレス支援団体。Thomは2004年にこの団体の慈善事業への寄付金を募るために毎年オックスフォードのZodiac
で行われているイヴェント:AUDIOSCOPの
一環としておこなわれる抽選会(1枚1ポンドのくじを買うだけで参加できる。くじの収益金は団体に寄付される)の賞品として、愛用していたK.Yairi
のエレアコをメンバー全員のサイン入りで寄贈している。
民主的社会を維持する機関やその価値の為に精力的に活動している非営利団体。
2003年、 Radioheadはこの団体への寄付の為のオークションにHail To The
Thiefのポスターをメンバー全員のサイン入りで提供。
イギリスで貧困根絶のための活動を行っているNGO。
WAR ON WANTではTobin
Tax(トービン税...飢餓と貧困を撲滅するために先進国から強制的に徴収する税金システム)導入のためのキャンペーンを行っており、これに関連し
「Tobin Tax
Day(トビン税納税日)」とされた2002年3月13日よりTV等で放映が開始された広告CMの音楽をRadiohead("Street
Spirit")、ナレーションをEwan Mcgregorが担当した。
映像では外国為替取引に対する課税負担を増やし投機を抑制することで、途上国の通貨を混乱させないことを求めている。
※2003年のGlastonbury FestivalではWAR ON WANT の活動を知ってもらおうと「Screw
Povertyキャンペーン」として無料でコンドームを配布。バックステージにてフェスティバルに参加したアーティスト等にそのコンドーム片手にモデルの
ようなポーズをとってもらうなどして協力してもらっているときの エピソードとして、ThomがWar On
Wantの為に一肌脱ぎTシャツにサインをしてくれたそうだが、Thomがそのままそれを持って帰ってしまったとか...。War On
WantのGlastonbury
Festival2003のページでは、「Thom、もしこれを読んだらTシャツを返してくれない?」と呼びかけている(笑)。
Neil Youngとその妻の主催により毎年開催されているアコースティック・コンサート。
地域学校に通う重度言語障害者と身体障害者の支援を目的に行っている。
週末を利用して行われるこのコンサートに2002年にThomが土曜、日曜と両日出演。ステージ上の特設席に座る障害を持つ子供達の前でライヴを行った。
当サイト内関連リンク
Thom Yorke @ Bridge School Benefit Concert 26-27th Oct
2002