February 21, 2013

Thom Yorke interview on RA

Thomがオンライン・エレクトロニック・ミュージック・マガジンのResident Advisorのインタヴューにもこたえています。→コチラ

RA2013.jpg

一部抜粋(意訳)
The Eraserの時はツアー中にラップトップを持ち歩いて、ビートやらコードやら断片を組み上げて、Nigelに特にボーカルもなく渡して、彼と座って聞くわけ。で「多分ここに何か入るよね」とか考えたりした。けど、AMOKはかなり素材があったんだよね。だからそれをどうやってまとめるかにかかってて、完全に違うものになったり。その後、よりまとめてNigelに渡したよ。
それほどツアーに出てなかったし、この方法ではラップトップもあまり使ってなかった。
それにラップトップでやるとか飽きてたし、視野が狭くなる。
バンドが持つリズムに反応するにはスタジオでやりたいし、考え以前にそこから始まるからね。
だけどそれで自分はたくさんの素材を生み出してるんだってわかって、そこに編集工程も備わってた。ものすごい早さだったよ。彼はほんと早くやるからね。
<中略>自分のソロでの作業は几帳面なんだ。本来、僕はすごく大雑把なんだけど。
ほんと、いたずら書きする人だからね。時々落書きが何かになったりするけど。

学生の頃何度かレイヴにいったけど、正直クソつまらなかった。
ほんと合わないんだ。トイレや水の列とか。で、すぐうんざりしちゃってさ。ほんとすぐに(笑)。僕にとってシェフィールドやワープ事はそれに何にも関係するものじゃないんだよ。
レイヴシーンには良いものもあったけど、何かみつけようと出かけても一般的なくだらないレイヴで時間を費やすことになるよ。
でも僕にはバンドもあったからそっちにいった。で、ダンスミュージックとかは忘れたよ。

他にも大学時代、これも良くないんだけど、ステージでシーケンサーを使う連中とちょっとプレイすることになってね。これはほんと納得いかない経験なんだけどね。シーケンサーをプレイするなんてさ。そんなの持ってなかったし。
それで、Radioheadもあるし大学を出た時点でそっちに入る気なかった。機械を使うなんて
のは自分になかったね。つまんないし。
で、それっきり。
そういう状態が本当に何年も。

Kid A / Amnesiacの頃、まず独学でプロ・ツールスの使い方を学んだんだ。ロジックもね。
OK Computerで使われてたんだよね。僕はナイジェルを見てて思った。「これなら自分もできる...」って。レコーダーに触る勇気はなかったけど、「シンプルなもんだ。フォトショップみたいなもんだ」って。

OK Computerの後すぐにリハーサルなしにスタジオに入って、ドラムマシーンとシンセサイザーを使いたいって言ったら「何?なにごと?」って感じでさ。
すごい言いにくかったんだけど、それ以外浮かんでこなかったんだ。
もし使ってる楽器に退屈するようなら、しらけるでしょ。それはごまかせないからね。
で、その後なんだよ。本当に刺激的だったのは。
JonnyとColinがコーンウォールでここにある全部のAnalogue Systemsの製品を調達してきたんだ。それでつまみとコードでいっぱいのとんでもない部屋を持つ事に。
2人とも見事なもんで、使い方をどこからも学ばずに独学でやったんだ。
それにJonnyはMAX/MSPのプログラミングも独学でやったんだ。ほんと、ある日それが起ったんだよ!本当に自然にね。
ものすごい緊張感だったけど、でも同時に突然僕らがしていたことに結びついたんだ。それが最終的にやる気に繋がるようなものにね。その時は僕らに起こったことのなかで最も刺激的なことだったよ。

僕の日常は月曜か火曜に興味をそそる新しい曲を一気にダウンロードするんだ。そのときが
僕が停止状態の時。今何処にいるんだ?って。Arcaが好きなんだ。すごく奇妙なんだ。いい意味で。Shabazz Palacesもね。ヒップホップだったと思うけど。
でも状況もどんどん変わるからね。
元気なやつは興味がなくなったな。挑戦的なやつとか。
押しつぶすようなのとか。興味ない...けど僕だけか。耳が受け入れないよ。
だいぶ歳とったからね。ヤクみたいなもんでもあるし、って僕ってほんとに.........

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