February 15, 2013

Thom Yorke on .....

●デンマークのSpec MagazineにThomのインタヴューが掲載されています。
Editorial SPEX N°343

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●Esqure誌のサイトに昨年12月に行われたインタヴューの記事。

Thom Yorke: What I've Learned

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ベジタリアンになるつもりなら本当にレンズ豆が好きじゃなきゃね。じゃなきゃ相当困るよ。

屋根が落ちない限り、すべての壁は偉大。※“I’ve seen it all”の歌詞にも同節があり。

父親には常に狂った人間と背中合わせだと話されて、そうなる事をいつも仮定してた。
人を疑う事、信用しないことを父親は教えようとしてたんだよね。子供に対して大げさすぎだよね。自分で忘れようとしなきゃならなかった。

自分が間違っていると彼らが証明するまで人を信用しようとすることのほうがいいよ。

他にいなかったから歌い始めただけだよ。頼んだやつはみなどうしようもないバカばかりだったし。

2万人全員を一つの大きなグチャっとしたものみたいに見ることもできるけど、でも実際はどうやってステージに出て10分以内に彼らのバイブを感じれるかってのが本当に面白いんだ。

R.E.M.のサポートを始めた当初、客がチキンをオーダーするような場所でライヴをしたことがあって、俺は何やってんだみたいなさ。

子供の頃は僕は左目を閉じて生まれてきたからしょっちゅうに病院にいた。瞼を開ける筋肉を作るために彼らは僕の尻から筋肉を取って移植しなきゃならなかった。だから4.5回手術したよ。すごい幼い頃に始めたけど。
5歳あたりで不満を言い始めたとはずだけど、両親が「ほら、やらなきゃダメ。」「やったら欲しいものを何でも買ってあげるから。何が欲しい?」って。で、僕は「赤いトラックスーツが欲しい」って。買ってもらったよ、上下でね。全身麻酔で、覚めるとそこらじゅうに吐きまくるってわかってても、喜んで病院に戻ったんだ。すごい気に入って窮屈でおかしく見えるまでその赤いトラックスーツを着てたよ。

リスペクトとは、誰かと政治的な議論をしてるなら、彼らをファシストと決めつけて要点に触れる前に呼ぶところの要点に触れる前に、一歩ひいて、いったい彼らがどのように完全な無知と愚かさにまでたどり着いたか考えてみる。

学生の頃はクレジットカードを止められてた。返済できないだろうってことでね。しょっちゅう銀行と電話してた。大きなレコード契約にサインした後で、銀行に行って全部の負債を清算したその日はすごく満足したよ。銀行家は握手しに出て来てさ、失せろって言った。どんな反応したかって?彼はこんなことには慣れっこでしょ。
ATMに行っていくら欲しいか訊かれるたび、「最大限度額で」って言うよ。

街の本屋に行って、3~4冊の詩集をわしづかみしてコーヒーショップに座って、しばらくそれを読んでくるよ。トレーニング前の筋肉ほぐしみたいなもん。

祖父は田舎にある僕らの家に来ると、僕らの自転車を借りて姿を消し、日が暮れてから戻ってきてたよ。どこに行ってたか僕らはまったく分からなかった。彼が誰かに会ってたら、良いナイトクラブがどこにあるかきいただろうね。90になってもそんなことやってたよ。

僕はもう失望を感じない。でも時間の進行にプレッシャーを感じる。

ある日、息子と座っていて。11歳の息子の友達も。僕は「よし、算数をやろう。生まれてから何秒経ったか解きなさい」って。しばらく時間がかかったけど、辿り着いたよ。

子供は気楽に構えることを教えてくれる。当時はあまり楽じゃなかったからとても役に立った。彼らはそのための恩恵だったよ。

人々の気分をいつも悪くさせているのは、自分の見解は明確で自分の見解に対して責任があるという信念だと思う。ところが実際は(僕の見方では)、自分の見解というのは自分の心を通って吹きこむ風だ。
長い間に渡って人が病むのは自分の意見はもう固まっていて変えられない、自分の思考に責任を持たなければならないと思い込んでしまうせいだと思う。だけど実際は-僕が見るに-思考とは心に風が吹き抜けることだ。

長い間人々を悩ませるのは自分の考えが具体的で、その考えに対して責任があるという確信だと思う。ところが実際はー僕がみるにー思考ってのは風が自分の心を通して吹き付けるものなんだと。

観衆が月曜の夜にリラックスするには長い時間がかかる。

生活の隙間をつくるんだよ。 休止。 適当な休止。

望むものすべてを得ることは何とも無関係。

僕らが表に出て、ただヒット曲とどうでもいいやつ演ってたら、物事は違って感じてただろうね。でも僕らは新しいことをしてる。実際プレイするのがすごく難しいものもある。2万人がやって来てかなり狂っていて、ラジオじゃまともに流れない様な音楽をやってるのを見に来るってのは...いいと思うだろ。僕らはフェニックスで演奏して、Edと僕はステージを降りて顔を見合わせたよ。あれ見たか?って。

20年後なんてイメージできないよ。僕は今ここっでっていう人間だから。

そして、オランダのOOR誌はThomが表紙。
OOR

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