October 11, 2015

JUNUN-directed by Paul Thomas Anderson on MUBI!

Jununが日本時間9日の0時からついに公開されました。
http://mubi.com
mubijunun.png
先日も記載しましたが、視聴には1ヶ月600円、または年間契約(月額400円)での契約が必要となります。
Jununは公開より30日間配信されています。

54分という時間が素晴らしい音と映像に吸い込まれあっという間に過ぎ去ります。
オンデマンドなので何度も観れますが中毒性があるので要注意です(笑)。
トレーラーが公開されています。


そして、この時に行なったレコーディングで生まれたアルバム「JUNUN」がNonesuch Recordsより2枚組で11月13日にリリースが決定。
こちらに特設サイトが出来ています。
http://junun.co.uk/

JUNUN - Shye Ben Tzur,Jonny Greenwood, and the Rajasthan Express
JUNUNpackshot.jpg

CD、およびアナログ盤にて発売されます。共に発売日にダウンロードが可能となるmp3付きで、現在プレオーダー可能。
プレオーダー時には先行シングルデジタルリリースの「Roked」が無料でダウンロードできます。
オーダー、およびアルバム詳細は→コチラ

1-01.Junun
1-02.Roked
1-03.Hu
1-04.Chala vahi des
1-05.Kalandar
1-06.Eloah

2-01.Julus
2-02.Allah Elohim
2-03.Ahuvi
2-04.Azov
2-05.Junun Brass
2-06.There Are Birds in the Echo Chamber
2-07.Modeh

アルバムタイトル「JUNUN」は junoon....maniaとかmadness of loveを意味するそうです。
Jonnyはguitar, bass guitar, drum machine & computers, ondes martenot, keyboardと相変わらずのマルチっぷりを
このアルバムでも発揮し、またアレンジ、およびプロデュースもおこなっているようです。
Nigel Godrichもミックス、およびエンジニアとして参加しています。

アルバムのトレーラーもnonesuchより公開されています。



10月8日、ニューヨーク・フィルム・フェスティバルにて「Junun」の公開後、監督のPaul Thomas Andersonが登場し、メンバーのビザがおりれば、アメリカでの公演を行ないたい、ロンドンで実現したのだから可能なはず、とも語っていた様です。

私も早速友達と上映会。

このツイートにはmubiからもコメントいただき、そしてJonnyもリツイートしてくれました!
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そして、1度聴いたらなかなか耳から離れないこの素晴らしいコラボレーションですが、
その要とも言える、Jonnyも言っていた、1日中音楽をやっている人達.....その人達が奏でる音楽...こういった音楽に興味をもった方にはぜひ見ていただきたいサイトがありましたので紹介します。

『La creation absurde - 不条理な創造 by spruce & bamboo』

この度、ご紹介させていただくにあたり、サイトを管理されているこいでみのる様に許可をいただきました。
実際にラジャスタンに足を運び、音楽に触れ、その模様を詳しく、またわかりやすく書かれている日本のサイトです。
インドの楽器といえば、シタールやタブラ等の印象も強いのですが(Jonnyもオーケストラの方で最近タンプーラ(シタールのフレットがないもの)を使っていますね)、JUNUNでも観られる様にインド北西部ラジャスタン地方では打楽器や弓奏楽器を使用するのがポピュラーで、そのような楽器を使用する民族音楽集団をマンガニヤールやランガと呼ぶそうです。インドでありながらまた違ったインド音楽の一面を見られるそうで、その使用楽器や伝統音楽についても詳しく書かれています。
使用楽器についての記事はコチラになりますが、本当に興味深いです。
そしてカッワーリ。イスラム神秘主義と深い関係にある宗教歌謡でパキスタンで人気だそうですが、ラジャスタンでもよく演奏されているそう。そのカッワーリの歌い手も参加しています。
そしてさらにバルカン半島のロマ音楽で馴染みが深いというブラスが加わっています。
こいで様曰く、ラジャスタン地方ではブラスが聞けるのは結婚式や祭りのパレード等でみれる事はあってもマンガニヤールやランガのグループでブラスがフィーチャーされるのは見かける事がないとか。
これだけでも、ラジャスタン音楽、パキスタン宗教歌謡、バルカン半島のロマ音楽がミックスされている訳ですが、更に、Jonnyのエッセンスが加わり、イスラエルやインドで生活をしてきたShye Ben Tzurが指揮をとり絡み合う...そんな音楽に魅了されます。Jonny達の音楽は新しい試みをしているんだなぁと考えながら、JUNUNをみるとまたよりいっそう興味がわきそうですね。

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