March 30, 2012

Savernake Forest: King Of Limbs/ Canned Applause

滞在中の週末はOxfordで過ごしました。
そこから少し足を伸ばし、ウィルシャー州のSavernake Forest( →wiki)という森の中へたった一本の「King Of Limbs」と名付けられた木を探しに行きました。
それは当たり前ながら容易いことではなくて、あまり情報のない状況で森に足を踏み入れる事は無謀の他なにものでもない状態でした。
(この森はいわば現地の「森を守ろう」会的なものに本当に守られていて、「King Of Limbs」はどこにあるか?といった質問には答えてくれないと、どこかのRadiohead関連でこの木について取材したメディアも言っていたような......
私ももちろんRadioheadの名は伏せてウィルシャーの観光案内に聞きましたけど、やはり教えてもらえませんでした。)

ですが、この森へ行こうと思った2日程前、しぶとく調べていたらあるバードウォッチャーのサイトにたどり着きました。そこで「King Of Limbs」が紹介されていました。
この森は森の所有者の許可が必要だなんだと思えるような事が書いてあり、森に入ることすらもしかしてできないのかな?と思いつつ、ダメ元でこの方にメールしてみました。
すると、許可は特に必要ないよと。
そして自分も記憶が曖昧だけどたしかこの辺りという説明のメールをくれました。
そして、見つかるといいね。good luck!....と。

とにかく歩いて探すのみです。なんとなく道がありました。
そこをひたすら歩きました。
ポツポツと名前を付けられた木が現れてきました。
どれもものすごく大きな木。
でも、これじゃない....これだったら良かったのに....とひたすら歩き続けました。

もちろん道がない所もあります。
そして今度は道がないところを木をかきわけながらひたすら歩きました。
虫が飛んでたり、なんか潜んでそうですがもうおかまいなし。
足も痛くてとりあえず見つかるといいなと思うばかりで歩きつづけました。

すると進行方向ちょっと左に周りにあまり木がなく、ドカン!とものすごく存在感のある木が見えました。
思わず走りよりました。
でも確か「King Of Limbs」という目印があったはずなんだけど....それが見えませんでした。
そして背後に回るとそこには

KOLoak.JPG

「King Of Limbs」!

もう根がとにかく四方八方にタコのように這い出ていてそしてとんでもなく太い。
ここにくるまでにたくさんの「これかな?」という木に出会いましたが
そんなレベルではなかった。

木の根元あたりには数名すっぽり入ることもできる空洞がありました。
昔、一度燃やされたことがあるとかなんとか...けど復活したそうですが、その名残りかな.....

アルバム「The King Of Limbs」のアートワークにでてくる不気味な木の枝.をモチーフにしたアートワーク...まさにソレでした。

帰りに、RadioheadがOK Computerの初期あたりまでつかっていたというリンゴ畑の中に
ある倉庫みたいなリハーサルスタジオCanned Applauseに立寄りました。
もうガラスも割れて廃墟と化してましたが、その残骸も.....それはOxford Guideのページに
追加しました。→コチラ

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